SHISEIDO

「これからも手を抜きたくない」人は9割以上。保湿にはマイルールも。

ジャパニーズ・ビューティー・リサーチ 第1回:スキンケア

四季を楽しむ繊細な感覚を持ち、美容感度も高いとされる日本女性。彼女たちが美しさのためにどんなことに気をつけているのか、いま世界が注目しています。そこでジャパニーズ・ビューティー・インスティチュートは、2049名の日本女性に美容に関する意識調査を実施。全6回にわたり、さまざまなテーマでジャパニーズ・ビューティーの秘密に迫ります。

第1回のテーマは「スキンケア」。日本ならではの肌のお手入れについての考え方、こだわりについて調査しました。

多くの女性がスキンケアに手を抜きたくないと回答。

国や文化によってスキンケアの方法はさまざまですが、日本では洗顔後に水分を補うための化粧水、うるおいを与える乳液、うるおいを閉じ込めるクリームといったステップを踏むのが一般的です。肌への浸透のためにステップごとに時間をおくなど、手間がかかることから、忙しい現代女性の間では「ちょっと面倒」と、いう声も少なくないといわれています。実際、日本女性はスキンケアにかける時間についてどう考えているのでしょうか。

最近ではスキンケアを時短したいというニーズもあり、洗顔と化粧水・乳液・クリーム、さらにメイク下地まで一度に済ませられるマスクなども登場しています。

Q.今後1年でスキンケアにかける時間は変わると思いますか。

「増える・増やしたいと思う 16.7%」
「どちらかといえば増える・増やしたいと思う 29.1%」
「変わらない・変えたくないと思う 47.8%」
合計は93%以上

今後1年でスキンケアにかける時間を「増える・増やしたいと思う」は16.7%、「どちらかといえば増える・増やしたいと思う」は29.1%、「変わらない・変えたくないと思う」は47.8%という結果に。今より減らしたいという声は少数で、じつに93%以上の人がスキンケアの時間を重視しています。仕事や家事などで忙しい日々を送っていても、美しさを支える素肌のケアに手を抜きたくないと考える人が多いようです。

とくに多く聞かれたのが、保湿への強いこだわり。

Q. あなたが行っているスキンケアの“工夫”や“こだわり”を教えてください

A. 化粧水をびしょびしょになるくらいつける。(30代)

A. お風呂上がり20秒以内に保湿剤を塗る。(30代)

A. 中には、肌がいらないというまで化粧水をたたきこむという人も。(30代)

自由回答で多く見られたのが、保湿についてのこだわり。とくに肌の乾燥を防ぐため、うるおいをたっぷり与える化粧水のケアを重視する人が多く、「化粧水は2回に分けてつける。そうするとより保湿できる(30代)」「手のひらでしっかり温めた化粧水を、とくに乾燥しやすい部分にたっぷり浸透させるように塗る(20代)」など、使い方にも自分なりの工夫やルールを持っているようです。

どんなに忙しくても「スキンケアにかける時間を惜しまない」「自分なりにお手入れを工夫する」。こうした見えない努力が、日本女性らしい繊細な美しさをつくりあげているのかもしれません。次回はベースメイクについての調査をお届けします。